補聴器をつけていても会話する相手によって、聞きやすい人と聞きとれない人がいるという経験が少なからずあると思います。
補聴器をつけて初めからよく聞き取れるとは限りません。
まずは補聴器をつけている感覚や聞こえてくる音に慣れることが重要です。
また、補聴器を使うことで脳へより多くの音(言葉)情報が入るようになりますので、しばらくは脳が混乱してしまいます。
脳が多くの音情報を有効活用できるようになるまでに少し時間を要します。
そして、補聴器でうまく聞き取れるようになるには、まわりの人の協力も必要になります。
次のような少しの配慮をすることで補聴器をつけている人が聞きやすくなることを知って頂きたいと思います。
- 〇顔や口元が見えるようになるべく正面で話す。
- 〇テレビや音楽はボリュームを下げて静かな環境で話す。
- 〇近づいて話す。
- 〇ほんの少しゆっくり、はっきり話す。
- 〇普通の声の大きさで話す。
- 〇聞き取りにくい言葉は言い直しや言い換えをする。『8日(ようか)』は『4日(よっか)』と聞き分けにくいので『はちにち』
- 〇話し始めは注意を向けてから話す。
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