筑紫野店ブログ

「補聴器のお手入れ」とは何をすることなのか間違えて理解されていませんか?

今年も早いもので、気づいたら6月に入りました。
これから蒸し暑くジメジメした日々が続いていきます!

汗と湿気の多いこの季節、補聴器にとっても過酷な季節です。

補聴器のこまめなメンテナンスはされていますか?

先日、定期メンテナンスにご来店頂いたお客様は1年ぶりのご来店でした。
最近聞こえが悪く、ご家族の方からも指摘をされたそうです。

「補聴器が壊れてしもた!」
「もう壊れてしもたよ!二年も経ってないやろ?」
と仰り、大変ショックな様子でした。

早速、お使いのRICタイプの補聴器を見せていただくと
耳栓が汚れていて、補聴器本体は汗で濡れている状態。

耳栓を外すと予想通り、耳垢防止ガードが耳垢で覆われていました。

またマイクロフォンのフィルターにもホコリ?汚れが付着。

どのくらい音が出ているか、検音をしても微かに音が聞こえる程度。

補聴器本体を拭いて真空乾燥器でじっくり乾燥、マイクロフォンのホコリを吸引し、耳垢防止ガードと耳栓を新しい物に交換。

メンテナンスした補聴器をお客様に付けていただくと、
耳にかけている最中に指がマイクロフォン触れて音が聞こえたそうで、
「ジャラジャラ聞こえる!最近コレが無かった!」

補聴器をつけると、
「よく聞こえる!これ何かしたと?」
「メンテナンスをしました。」
「それだけでこんな変わるとね?」
今回行ったメンテナンスの説明をさせていただきました。

そのお客様は「補聴器の手入れは毎日やってるよ!」と仰っていましたが、
効果が無くなったシリカゲルが入った乾燥ケースに補聴器を入れてるだけとのこと。

定期的なメンテナンスは補聴器にとって、とても大切なことです。

「補聴器のお手入れ」とは、使用後に乾燥ケースに入れるだけではありません!

補聴器内部の部品は撥水加工を施されてはいますが、湿気による劣化は起こります。
常に正常な状態で使用するには定期的なメンテナンスは欠かせません。

使用した後は、乾燥ケースに入れる前に
布やティッシュで補聴器本体を拭き、汗や皮脂汚れを取り除いて乾燥ケースで保管しましょう。

※乾燥剤は種類により数週間で効果がなくなるものから3ヶ月くらいのもの1年間効果が続くものがあります。

「壊れてなくてよかった!、次はいつ頃来ればいいと?」
次回は3ヶ月後に来ていただくことになりました。
今回このお客様はメンテナンスの重要性を理解していただき、
また聞こえが戻った喜びを噛み締めながら帰られました。

毎日しっかりメンテナンスをしていても完全に湿気・汗等を取り除くのは難しいです。

2~4ヶ月に一回は専門店に足を運んでしっかりメンテナンスする事をおススメします。
店頭で使用している補聴器用真空乾燥機は、補聴器内部にまで達した汗や湿気を乾燥します。

当店では、他店で購入された補聴器も無料でメンテナンスを行なっております。どうぞお気軽にご来店ください。

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