【スターキー2019新製品】「リビオ」シリーズ登場

スターキーの新製品「リビオ(RIC-Rタイプ)」+チャージャーケース

スターキーの新製品「リビオ」

2017年に発売されたMuseiQシリーズから約2年が経過し、2019年6月、スターキージャパンから 「Livio(リビオ)」という新しいシリーズの補聴器が発売されました。

既存シリーズへのラインナップ追加などではなく、チップから開発された、新しいシリーズです。

アメリカに本社をもつ、「スターキー」という補聴器メーカーは、50年以上の歴史を持ち、特に小型の耳穴型補聴器を得意とし、ハウリング抑制も強力なメーカーで、デザインも優れており、他のメーカーよりも有利な点がいくつもあります。

しかし、特に日本市場において他メーカーと比較して弱みと言える面もありました。

通信できなかったスターキー

各補聴器メーカーは、よりよい聴こえを目指してより良いマイクより良いアンプより良いレシーバーを研究開発するのと同時に、コンピュータチップでの処理による音質改善も行っております。そして近年の補聴器は左右両方の補聴器が互いに通信し合うことで周囲の音環境を認識し、制御するといったことを行うことでの音質改善も行っています。

通信技術の活用は、それだけでなく、「テレビが聴きたい」「数メートル離れた相手と会話したい」そういった、空気伝導だけでは解決が難しい要望に応えるため、音を電波で飛ばして補聴器で聴くような装置を次々に発売していきました。

アメリカに本社を置くスターキー社の製品には、日本の電波法で認められる無線通信の補聴器が無かった為、そのほとんどが日本で発売できず、これが他社に出遅れていた面だったと言えます。通信機能をもったスターキーの補聴器には「Halo(ヘイロー)」というシリーズがありますが、これは、あくまでもスマートフォンと接続するものであり、補聴器同士が直接通信したり、スマートフォン以外の機器類と通信する機能はありませんでした。

ついにスターキーに通信機能搭載

先に述べた通り、スターキー社の製品には、他メーカー勝る強みがあり、スターキー社の製品のファンもとても多くいらっしゃいます。今回のリビオシリーズではついに、通信機能が搭載されました。

空間スピーチエンハンス

メーカーカタログには下記のように記載してあります。

Libio補聴器は、毎秒最大167回まで環境をサンプリングしています。

複数の人が話している中でも絶えず音量、環境クラス、そして「ことば」の存在を分析して音声の聞き取りやすさを最大限に高め、聞き取る労力を軽減します。

スターキーLivio(リビオ)カタログ

たとえば、あなたが飲食店のカウンターテーブルに座っていて、友人が左側に座っているとします。

そういった場面では、左側の音声に耳を澄ませたいところ。左右の補聴器 が 自動的に互いに通信し合い、話し相手がどの方向に居るのかを認識し、今回の例であれば左側からの音声をより強調し、右側からの騒音を抑制します。

しばらく会話していて、今度は店員が右側から注文を取りに話しかけてきたとします。すると、リビオは瞬時に右側に話し相手がいることを認識して、今度は右側の会話を強調し、左側から聴こえてくる騒音を抑制します。

こういった両耳間の通信技術がなくても、以前から、補聴器単体の前後に2つのマイクを搭載することで後方からの雑音を抑制しながら前方の声を強調するような技術が存在しました。今回の機能では両耳の補聴器が通信することで、前後だけでなく左右での空間認識とSN比(音声と雑音の比率)改善が行われています。

ワイヤレスアクセサリー

TVストリーマー

スターキーTVストリーマー 30,000円(税別)

ついにスターキーにもテレビの音を無線で補聴器に飛ばす機器が登場しました。bluetoothで接続する為、たとえば、リビングに設置されたテレビの音声を数メートル離れたキッチンで料理しながら聴くといった使い方であれば、広いリビングでも安定して聴くことが出来ます。キッチンには換気扇やコンロの音、水道の音など雑音が溢れているので、健聴者でさえテレビの音をきちんと聴き取るのは難しいですが、ストリーマーを使うことで各段に聴き取りが楽になります。

スライブリモコン

「Thrive(スライブ)リモコン」という名称で発売されている製品です。「Thrive (スライブ) 」という言葉についてスターキージャパンの担当者に確認してみたところ、「繁栄する・成功する」という意味とのこと。具体的な機能による命名ではなく、使用イメージや願いを込めての命名と言えそうです。bluetoothで補聴器とペアリングして使用するリモコンで、ボリュームの上げ下げやメモリの切り替えなどを行うことができるボタンは大きく押しやすいです。先に述べた、TVストリーマーを使用する際にも切り替え(テレビ音声⇔周囲との会話)を行うことが出来ます。

難点かどうかはわかりませんが、電池を交換することはできず、使い捨てとなっているそうです。

ミニマイク

スターキー ミニマイク (20,000円(税別))

たとえば、「教室に補聴器を装用した生徒がいて、教師がミニマイクを胸につけて授業する」、そういった利用をイメージしていただけるとわかりやすいかと思います。

bluetoothで接続し、壁などの障害物が無ければ、10メートル程度は無線で音を届けることができます。難聴者が補聴器で、10メートル先からの声を聴き取るのは通常難しいので、教室のような環境であれば、こういった機器が役に立ちます。

リモートマイク+(プラス)

 スターキー リモートマイク+ 35,000(税別)

先に述べたミニマイクの用途に加え、スマートフォンなどのAV機器との接続も可能なのが、この「リモートマイク+」です。

チャージャーケース

スターキー チャージャーケース(16,500円(税込))

スターキー社は2017年よりMuseiQ(ミューズアイキュー)シリーズにてZpower(ゼットパワー)という充電器を取り扱いましたので、充電式の補聴器は初めてではありませんが、Zpower自体はアメリカのZpower社が製造しているものですので、スターキー社がオリジナルで開発したチャージャーケースは今回が初となります。

このケース、2019年現在発売されている補聴器ケースの中でもかなり優秀なタイプです。

まず、1つ目のメリットは、充電器自体にもバッテリーが搭載されていて、コンセントが無くても、補聴器を充電ケースにセットすれば充電ができてしまうということ。同社のカタログには、両耳(2台)の補聴器をまるまる3回分充電できると掲載されています。

また、ケース自体に乾燥剤を入れられるようになっているので、充電と乾燥を同時に行うことができます。

最後のポイントは、充電器へのセットのしやすさです (これが最も秀でたポイントです)。補聴器と充電器に磁石が入っているようで、充電器のくぼみに補聴器を近づけると磁力でピタッと引き寄せられます。当店ではさまざまな充電式補聴器を取り扱っていますが、このセットのしやすさは、2019年現在、最高レベルではないかと思われます。特にお年寄りの方はどうしても細かい指先の作業が難しくなりますので、この使い勝手は大きなメリットだと思います。

まとめ

スターキー社から発売されたリビオシリーズ、いかがでしたでしょうか?
最初にご紹介しました通り、スターキー社はハウリング抑制やデザインなど強みがたくさんあるメーカーです。そこに、これまで他メーカーに出遅れていた無線機能が搭載され、便利な充電式も登場し、一気に充実度が増したメーカーになったと感じられます。

聴こえに関しても新しいチップが開発され、改善されています。

ただ、一人ひとり、聴力や生活環境、聴こえの感じ方やニーズなどは千差万別で、当店でも複数の補聴器をお試しいただくことがありますが、必ず皆様同じものを好まれることはございません。

当店は、複数のメーカーの補聴器を取り扱うことで、より幅広いご提案の中からお客様にピッタリな補聴器を選んでいただける体制を整えております。

ぜひ当店にてリビオをはじめ、さまざまな補聴器をお試しいただけたらと思います。

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