2018年 各メーカーの最新補聴器

2018年 各メーカーの最新補聴器

2018年に発売された各メーカーの最新補聴器を紹介します。

 

スターキー

MuseiQ(ミューズ アイキュー)発売

スターキー社からは、2016年に発売されたMuse(ミューズ)シリーズの後継として、MuseiQ(MuseiQ)というシリーズが発売されました。

スターキーはMuseiQの特徴を下記のように発表しています。

3次元での臨場感 3D立体音響ヒアリング
私たちは、音源から自然な反響や広がりをもって到来する音を当たり前のように3次元で立体的に捉え、“存在していることを実感”しています。聴力低下が音源を捉える能力を低下させるとも言われており、iQシリーズは耳介の集音・フィルター効果に焦点を当て、”自然な音の手がかり”である耳介効果の復元やそれを知覚しやすくすることで、補聴器でも3次元での空間ヒアリングを向上できるように開発されました。出典元:スターキージャパン株式会社 ライフデザイン補聴器 MuseiQ

つまり、2018年のスターキー社の新製品の特長は、より健聴者に近い自然な音に近づけたということです。

従来、聴力が低下し、補聴器で聴こえを補った場合、周囲の音がどこから鳴っているのかの把握が難しくなっていたため、

臨場感が失われていたものを今回の補聴器でより臨場感のある音にしているということです。

 

Halo iQ(ヘイロー アイキュー)発売

スターキー社は同時に、Halo iQ (ヘイロー アイキュー)というシリーズも発売しています。

Halo iQは上記のMuse iQシリーズの聴こえに、通信機能を加えたような位置づけです。

スマートフォンと接続し、通話や音楽などを楽しむことができるのが特徴です。

 

 

オーティコン

Opn(オープン)シリーズに、耳あな型が登場

大勢で食卓を囲むとき、会話についていくのが難しいと感じたことはありませんか?
補聴器を装用していると、目の前や隣の人の声は耳に届くものの、周りの人の声が分かりづらいことがよくあります。なぜ難しいのでしょうか? これまでの補聴器技術では、処理能力の限界から同時に多くの音に対処することができず、”メインとなる音”、つまり主に自分の正面の一人の声に焦点をあて、その他すべての音は、聞こえを妨げる不要なノイズとして排除してきたからです。しかし、大勢で食卓を囲むとき、正面以外でも重要な話が交わされることはよくあります。

オーティコン オープンでは、人々が集う場面でも、あなた自身が聞きたい音、会話を選びやすくなりました。大勢で食卓を囲んだときでも、周りの人の声が自然に耳に入るので、自分が加わりたい会話の輪にスムーズにとけ込むことができます。

またオーティコン オープンは、脳の聞く働きをサポートして、より聞くための努力をすることなく、会話を交わしていくための精神的なエネルギーを保つことができる脳に優しいことが実証された初めての補聴器です。出典元:オーティコン製品についてOpn

上記は、オーティコン社のOpnの説明として紹介されている文章です。

従来の補聴器は、会話の相手は目の前にいるだろうという想定のもと、1台の補聴器の中にマイクを2つ搭載することで前方の音を強調し、後方の音を抑えるという考え方が主流でした。

そういった機能は一般的に、指向性と呼ばれています。

Opnは自分が聞きたい声は、必ずしも前方にいるとは限らない、人々が集まる空間であれば、左右や後方からも聴きたい言葉があるのだから、それを補聴器が認識し、様々な方向からの言葉を聴き取りやすくするという考え方で作られています。

同社は、2016年より、Opnをフラグシップとして販売してきましたが、残念ながら形状は耳かけ型やRITEタイプしかなく、耳あな型補聴器を好むユーザーへの訴求が難しかった状況でした。

2018年、このOpnシリーズに、耳あな型が加わり、さらに多くのユーザーにOpnの新しい聴こえの世界を広めようとしています。

 

 

フォナック

バートBシリーズの登場

一人ひとりの耳の作りに合わせた精密なキャリブレーションが、優れた聞こえのパフォーマンスを実現*

装用者の耳に完全にフィットするようにオーダーメイドされたフォナック バート B は、バイオメトリック キャリブレーションを備えた世界初の補聴器として、一人ひとりの耳の構造と聞こえに対する必要性を考慮しています。

1600を超えるバイオメトリックス データポイントが特定され、バート B の補聴器1つひとつに固有の設定が計算されます。このようにしてバート B は音の発生場所をより信頼できる形で検知することができます。これによって、より優れた聴覚パフォーマンスが得られます。*

出典元:PHONAK聞こえのソリューションフォナックバートB

フォナックでは2015年2月より発売されたV(ベンチャー)世代に続き、

2016年12月からはB(ビロング)という世代が最新式として発売されましたが、

耳かけ型やRICタイプが先に発売されたため、

B(ビロング)世代には耳あな型がまだありませんでした。

2018年1月に、ついに、B(ビロング)世代の耳あな型として、バートBという補聴器が仲間入りした形です。

バートBの特徴は、バイオメトリックキャリブレーションという機能で、これは、補聴器が耳穴の中の計上を分析し、形状に合わせた音の微調整を行うというものです。

 

オーデオBダイレクト登場

フォナックの補聴器でテレビの音を無線通信で聴く場合、通常、テレビに接続する発信機と別に、首からぶら下げる中継機が必要です。

2018年1月に発売された、オーデオダイレクトというRICタイプの補聴器の場合は、テレビに接続する発信機からの電波を中継器無しで、直接補聴器で受け取ることができます。

 

ナイーダB登場、充電式も追加

ナイーダという耳かけ型補聴器は、高重度難聴者向けに開発された高出力の補聴器です。

2008年に登場した初代のナイーダから数年おきに改良を重ねられており、これまでは、

2016年7月に発売されたナイーダVという補聴器がナイーダシリーズの最新型でしたが、

この度、2018年8月にフォナックの最新シリーズであるB(ビロング)世代に更新されたナイーダBシリーズが発売されました。

フォナック最新のB(ビロング)シリーズに更新された為、音質が向上しているだけでなく、

充電式のナイーダB-R RIC という補聴器も発売されました。

 

シグニア

STYLETTO(スタイレット)発売

もう補聴器と呼ばない、スタイレット

イヤウェア、すぐれた音質と新しいデザイン。

出典元:シグニア補聴器ラインナップStyletto-スタイレット

シグニアからは、スタイレットという補聴器が発売されました。イヤリングのような上品なデザインを採用しており、カタログにも「もう補聴器と呼ばない」というキャッチコピーが用いられています。

WEBサイトやカタログからは、明らかに若い感覚の女性をメインターゲットにしていることが感じられます。

このデザインを実現したポイントは、充電式の補聴器として1からデザインを考え直したということが考えられます。

近年は各メーカー揃って充電式の補聴器を販売しているので充電式補聴器が一つのトレンドと言えると思いますが、補聴器本体のデザインは従来の電池交換式補聴器と変わりありませんでした。

スタイレットは一般的な補聴器用電池が収まらない細いデザインをしています。つまりこれは、これまでの電池交換式補聴器では実現できなかったデザインであり、

このことがこれまでの補聴器とは違う印象をもたらしています。

また、最近のワイヤレスイヤホンの特徴でもある、持ち歩き用ケース自体に電池が入っていて、補聴器を持ち歩き用ケースに入れるだけで、出先で電源の無い場所でも充電ができるという仕組みも採用しています。

もちろん、スマートフォンを補聴器のリモコンにしたり、通話や音楽を楽しむ機能も搭載されています。

 

 

 

ワイデックス

EVOKE(イヴォーク)発売

AI補聴器WIDEX EVOKE

自ら考え、学び、成長する。EVOKE[イヴォーク]だけのAI機能が、あなたの音の好みを覚え、使うほど聞きやすい補聴器に成長します。

出典元:ワイデックス 補聴器 WIDEX EVOKE

WIDEXからはこれまでのBEYOND(ビヨンド)世代に続く、EVOKE(イヴォーク)という世代の補聴器が発売されました。

スマートフォンの専用アプリを使用するサウンドセンスラーン という機能が特徴的であり、

今、補聴器は”スマホとつながる”時代

スマートフォンがあればできることがさらに広がります。
電話の音が直接補聴器に届くので、通話もらくらく。(iPhoneのみ対応)
音楽や動画鑑賞、音声での道案内だって簡単。好みの音を選ぶだけで、
あなたにぴったりな音にカスタマイズできます。

・EVOKEの〈2つのアプリ〉でスマートフォンが補聴器のリモコン代わりに
・〈サウンドセンス ラーン〉で環境に合わせてあなたの好みの音に簡単調整

出典元:ワイデックス 補聴器 WIDWX EVOKE

自宅や買い物先、飲食店、道路など、場所によって周囲の音の環境は異なります。

つまり、補聴器店の中で音質調整をして、最適な調整をしたとしても周りの環境に合わせて補聴器が音質を変えなければ最適な聴こえは維持できないと考え、場所によって音質が自動調整されるという仕組みは、様々なメーカーの補聴器に搭載されていますが、このイヴォークの場合は、単に補聴器が自動調整するというだけでなく、補聴器に2つの音質の選択肢を与えられ、スマホの画面上で、そのどちらの音質を好むかをユーザーが選択することができ、今後の自動調整においても、そういった、選択結果をもとに、補聴器が学習していくという仕組みが取られているようです。

 

 

 

GNヒアリング

リサウンド・リンクス クアトロ 発売

豊かな音に包まれる。毎日がもっと豊かになる

「ありのままに聞こえる」ことが、毎日をどれほど豊かにしてくれるのかを、私たちは知っている。だからこそ、一切の妥協を許さずに音質の高さを徹底追及。各種サポート機能も一層の充実をはかりました。きこえの豊かさはきっと、日々の豊かさに通じている。さぁ、さらなる輝きに満ちた毎日を始めましょう。

出典元:GNヒアリング 補聴器 リサウンド・リンクス クアトロ

リサウンド・リンクス クアトロは2017年6月に発売されたリサウンド・リンクス3Dにつづく最新フラッグシップ補聴器です。

リサウンド・リンクス3Dの上位モデルに搭載されていた機能に加え、音の方向や距離を認識し、再現する機能、

急な衝撃音を素早く抑制する機能が追加されています。

また、クアトロには充電タイプもラインナップされており、充電器は、

充電ケース自体にもバッテリーが搭載された、電源の無い外出先でもケースに補聴器を入れるだけで、どこでも充電できる仕組みが採用されています。

 

 

まとめ

トレンドは空間認識、充電、スマホ連携

2年ほど前から充電式の補聴器が増えましたが、今年発売のモデルは充電ケース自体に電池が入っていて、出先でも、さっと充電できるというタイプが一部のメーカーに見られます。これは、最近流行りのワイヤレスイヤホンのトレンドを受けたものと考えていいでしょう。

イヤホンのように頻繁に付け外しをせず、終日装用したままのことが多い補聴器において、そのような機能が必要かどうかはユーザーのスタイルにもよると思いますが、

万が一、出先で充電が切れてしまっても充電ケースだけあれば充電できるというのは安心感につながるのではないでしょうか?

また、スマホと連携できる補聴器は、2014年ごろから増え、各メーカーとも、ハイエンドモデルの耳かけ型補聴器やRICタイプにはほとんど搭載されている状態です。

耳あな型の場合は、サイズ上の都合もあるようで、スマホ連携を搭載しているメーカーの方がやや少ない状態です。

今年は空間を認識して臨場感を高めたり、指向性に対する新しい考え方を進めている補聴器が増えているように感じられます。

 

以上のように最新型補聴器の特徴を紹介させていただきましたが、

同じような機能であっても、音質や使い勝手はメーカーによって異なります。相性や好みもございますので、カタログだけで決めてしまうのではなく、可能な限り、聴いて、触って、試した上で購入を検討されることをお勧めいたします。

 

あそう補聴器各店では上記の全てのメーカーをお取り扱いしております。

ご相談やお試しに関しましては無料で承っておりますので、お気軽にご相談ください。

(ご相談電話窓口) 0120-00-8233
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